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お風呂リフォームの最適なタイミングは?現役の現場監督が解説

2024.06.15

こんにちは!現役の現場監督の福田です。

今日はお風呂リフォームの最適なタイミングを紹介します。

使用状況やメンテナンスの頻度、環境などによってこの期間は変動しますが、ユニットバスの設置後およそ10年でなにかしらの劣化や不具合が出てきます。そのような中、お風呂に入ることができないなど決定的な理由がない限りはなかなかリフォームのタイミングは見つけらづらいですよね。

そこで今回は1級建築施工管理技士の私が最適なお風呂リフォームのタイミングを解説します。

古いユニットバスのリフォームを考えるべきタイミングは?

漏水やカビの発生


ユニットバスのシールが劣化している場合、水漏れやカビの原因となります。これが進行すると、構造材へのダメージが発生する可能性があります。詳しくは後ほど紹介しますね。

 

見た目の劣化

表面のひび割れやめくれ、汚れが目立つようになった場合、見た目の改善を目的にリフォームを考えることがあります。

 

機能の不具合


シャワーや蛇口の調子が悪い、排水が遅い、換気扇が効かないなど、使用上の不便が生じた場合。

 

バリアフリーの必要性

<バリアフリー当社施工事例>

家族構成の変化(高齢者や小さな子どものいる家庭)により、使いやすさや安全性を考慮してバリアフリー対応のユニットバスに変更する場合。

 

断熱性能の向上

冬場に浴室が非常に寒くなる場合、断熱性能を高めるためにリフォームを検討することがあります。

 

設備の老朽化

給湯器やポンプ、配管などの設備が古くなり、故障が頻発する場合。

 

ライフスタイルの変化

浴室をより快適でリラックスできる空間にしたい場合や、ジェットバスやサウナ機能などを追加したい場合。

 

劣化や不具合が原因の場合のリフォームをしないリスクは?


★マークでリスクの高さも記載しました。基本的には建物の安全性や健康に直接関わる問題(★4つ以上)から優先してリフォームを行うことが重要です。併せてご参考ください。

水漏れによる家の劣化、修理費用の増加:★★★★★


シールや防水層が劣化すると水漏れが発生し、下の階や隣接する部屋の壁や床にダメージを与えることがあります。カビの発生にもつながり、結果的には構造材が腐食、シロアリ被害や建物の安全性に影響します。これにより修理費用が高額になるため、私ではあれば最優先で対処します。

 

断熱性能の低下に伴うヒートショック:★★★★★


断熱性能の低下に限らず、暖房設備の不備や窓や換気扇が古く、寒気が入りやすい状態になっていると浴室は冬場に非常に寒くなります。急激な温度差の変化はヒートショックを引き起こします。高齢者と同居している場合は優先的に対応したいリフォームです。

 

使用の不便さ:★★★

シャワーや蛇口の調子が悪くなったり、排水が遅くなったりすることで、毎日の使用が不便になります。これがストレスとなり、生活の質が低下します。

 

電気代・水道代の増加:★★★


古い設備は効率が悪いため、電気や水の消費が増加する可能性があります。これにより、月々の電気代や水道代が高くなることがあります。

 

家の価値の低下:★★

将来的な売却を考える場合、家の価値を保つためのリフォームは重要ですが、他の緊急性の高い問題よりは優先度が低いでしょう。

 

水漏れはどうやって見つける?

水漏れを見つけるための方法はいくつかあります。以下のポイントを確認することで、水漏れの有無をチェックできますよ。もちろん水漏れにも程度感もありますので、小さなひび割れや異常を発見したら早めに対処することで、大きな問題を防ぐことができます。迷った場合は専門業者に相談してくださいね。ただし相談を迷っている場合ではないのがシールの劣化による破損。私であればこの破損を見つけた場合はすぐに専門業者に相談します。

まずは目で見て確認

<シールや接合部の確認>
バスタブと壁の接合部、壁と床の接合部、シャワードアや窓枠周辺のシール材がひび割れていたり剥がれたりしていないか確認します。

<床や壁の変色>
床や壁に水染みや変色が見られる場合、水漏れの可能性があります。

<床下の確認>
隣接する洗面・脱衣室に床下点検口がある場合は実際に床下の水漏れ状況を確認します。

 

カビなど異臭を確認

カビ臭や湿気のこもった臭いがする場合、どこかで水漏れが発生している可能性があります。

 

カビやカビの跡の確認


カビが生えている場所や、カビの跡が残っている場所を確認します。特に接合部や角、目立たない場所にカビが発生しやすいです。

 

水のたまり具合の確認

シャワーやバスタブを使用した後、床に水がたまっていないか、排水が遅くないか確認します。

 

水道メーターのチェック


家全体の水道メーターをチェックします。全ての水道を閉じた状態でメーターが動いている場合、全ての設備機器、配管にて水漏れの可能性があります。

 

床の浮きや弾力の確認

床が浮いていたり、歩いたときに異常に弾力があったりする場合、水が浸透して床材が損傷している可能性があります。

 

専門業者の点検について


自分で確認できる範囲をチェックしても実際に水漏れなのかの判断が難しいですよね。そこで水漏れが怪しいなと思った際は専門の業者に点検を依頼するのも効果的です。専門業者は専用の機器を使って、水漏れの場所を正確に特定することができます。他にも洗面台やバスタブの下にある配管を確認し、水滴がついていないか、湿っていないかチェックも自分でおこなうこともできますが、判断が難しいため専門業者への相談が望ましいですよ。

まとめ

 <当社施工事例>

ユニットバスの水漏れが発生するタイミングは、設置後の年数だけでなく、使用状況やメンテナンスの頻度、施工の品質などに大きく左右されます。ただし設置してから数年以内に発生する水漏れは、初期不良や施工ミスによるところが大きいと思いますので、この場合は設置を行ったリフォーム会社へすぐに相談してくださいね。また、ユニットバス全体の寿命が20年以上になると、さまざまな部分で劣化が進行し、水漏れが発生する可能性が高まります。この時期に全面的なリフォームを検討することが一般的ですよ。

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