TOP >リフォームお役立ちブログ一覧 > バルコニー・ベランダ防水リフォームはどのタイミングが最適?5つの工法のメリット・デメリットも紹介!
2024.04.15
こんにちは!現役の現場監督の福田です。
今回はベランダ・バルコニー防水リフォームを怠るリスクや工事の最適なタイミング、工事の種類をご紹介します。
1級建築施工管理技士でもある「私がもし自宅のバルコニー防水工事をするなら」という視点で今回も紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
※屋根が有るとベランダ。無いとバルコニーと表現していますが、以下バルコニーに統一し解説しますね。
バルコニーの防水工事は、主に以下のタイミングで行います。
<当社施工事例>
新築の建物では、最初から高品質な防水処理を施すことで、将来的なトラブルを未然に防ぎます。初期の投資はありますが、長期的に見ればコストパフォーマンスは良いと言えます。なお、山中木材の新築部門では金属防水工法『スカイプロムナード』を採用しています。主な特徴は以下になります。
金属防水工法『スカイプロムナード』の5つの特徴
[1]不燃性能・国の不燃認定も取得
「遮燃・遮炎」に加えて、「延焼・燃え広がり」も防ぐため、高い安全性を確保しています。
[2]高い耐震性と耐風性
オープンジョイント工法と呼ばれる施工方法により、継ぎ目部分にゆとりを持たせることで、地震や台風の際に力を分散させ、亀裂や防水層の割れを防ぐことができます。
[3]乾式工法による迅速施工
水を使用せずに施工が行えるため、材料の乾燥時間を要せず、天候に左右されずに施工が可能です。これにより、施工の遅れがおきにくくなります。
[4]化学物質が含まれていない
使用される材料には健康に悪影響を及ぼすおそれのある化学物質が一切含まれていません。
[5]安心の保証制度
保証制度は日本金属防水工業会によってサポートされており、安心の10年または30年保証が含まれています。
防水層からの水漏れ、防水層の剥がれや亀裂などの明らかな損傷が見られる場合、早急に防水工事を行う必要があります。このような問題を放置すると、損傷はさらに進行し、建物内部への水漏れ・雨漏りが発生する可能性があります。
防水層の耐用年数は、材質や環境によって異なりますが、一般的には10年から15年程度とされています。そのため、定期的に専門業者によるチェックを受け、必要に応じて防水工事を行うことが推奨されます。
季節の変わり目、特に梅雨前
梅雨入り前や台風シーズンに入る前など、雨が多くなる時期の前に防水工事を行うと、雨水によるダメージを効果的に防ぐことができます。雨漏りなどの問題が発生する前に対策を取ることが大切です。定期的なメンテナンスも雨が多くなる季節の前に実施することも検討してください
バルコニーのリフォームや家全体の改修を行う際に、防水工事も同時に行うと効率的です。バルコニーの床材を変更する場合などは、その作業と合わせて防水層の更新を行うと、後々の手間が省けますよ。
適切なタイミングで防水工事を行うことで、バルコニーを長持ちさせ、建物全体の耐久性を向上させることができます。自宅の状態や予算に応じて、最適なタイミングを選択してくださいね。
既存の防水層に問題が見られた場合に対応しないと、以下のようなリスクがあります。
防水不良により水が建物内部に浸入はつまり水漏れ・雨漏りの状態です。劣化が進み、最終的には建物の構造自体を損傷する可能性があります。このような損傷は、修理が困難であり、大幅なコスト増加につながることもあります。
水分が壁内部や床に長期間留まると、カビや腐朽菌の発生により、室内の空気質が悪化します。これは住む人の健康に悪影響を及ぼすだけでなく、内装材の交換など、追加の修繕費用を要することにもなります。また、カビや腐朽は不快な臭いが発生する可能性があります。腐朽菌の臭いはシロアリも引き寄せます。構造体が弱り、耐震性も下がるなど家の寿命も短くなってしまいます。
水分が断熱材に浸透すると、その断熱性能が低下します。これにより、冷暖房の効率が悪くなり、光熱費が増加することがあります。
長期にわたる水漏れやカビの問題。それによりシロアリ被害は、不動産の資産価値を著しく低下させます。特に売却を検討している場合、買主に大きなマイナスポイントとなる可能性があります。
早期に問題を発見して対応すれば、比較的低コストで済むことが多いですが、問題を放置することで、水漏れが拡大し、最終的には大掛かりな修理が必要となり、費用が増大します。
ベランダやバルコニーの防水リフォームには、主に以下のような種類があります。それぞれの方法にはメリットとデメリットがありますので、ご自宅の状況や予算、お好みに合わせて選ぶことが重要です。
山中木材では、基本的に既存の防水方法と同じ仕様で工事をおこないます。既存が「シート」であれば「シート」。「ウレタン」であれば「ウレタン」となります。
その理由としてコストダウンが挙げられます。そのため、下地がそのまま使用できる場合は同じ仕様にすることが多くなっています。ただし、構造材が何かによって適切な工法も変わってきます。例えばFRPは割れやすいので鉄骨造には向かないなど、現場の状況に合わせて最適な工法を判断しています。
メリット:高い防水性を持ち、寿命も比較的長い。また、防水層が目に見えるため、損傷があった際に修理がしやすい。
デメリット:費用が高め。施工に専門的な技術が必要で、施工時に騒音や臭いが発生する可能性がある。
メリット:施工が比較的簡単で、施工期間も短い。色や質感のバリエーションが豊富で、見た目を美しくできる。
デメリット:紫外線や温度変化による劣化が比較的早く、メンテナンスが必要になる頻度が高い。
メリット:伸縮性があり、建物の動きに強い。施工が比較的簡単で、凹凸のある面にも施工しやすい。
デメリット:耐用年数が塗膜防水と比べるとやや短い。紫外線に弱く、色褪せや劣化が起こりやすい。
メリット:強度が高く、耐久性に優れている。また、シームレスな仕上がりで、美観性が高い。
デメリット:費用が高い。施工には専門的な技術が必要で、作業に時間がかかる場合がある。
メリット:見た目が豪華で、デザイン性が高い。耐久性もあり、適切なメンテナンスを行えば長持ちする。
デメリット:コストが高く、施工に時間がかかる。下地の防水処理が不十分だと、タイルの割れや浮きなどの原因になることも。
まとめ
既存の防水層に問題がある場合は、早めに専門業社に相談し、適切な対策を講じることが非常に重要です。これにより、上記のリスクを回避し、快適で安全な住環境を維持することができますよ。
他の記事では各ベランダ防水工事の詳細や費用目安を紹介しますので、そちらもご期待くださいね。
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