TOP >リフォームお役立ちブログ一覧 > [屋根リフォーム]瓦からガルバリウム鋼板への葺き替え工程をプロが分かりやすく解説
2024.01.31
こんにちは!工務部の福田です。
今回は屋根リフォームより、瓦からガルバリウム鋼板への葺き替え工程を分かりやすく解説していきます。
1級建築施工管理技士でもある私がもし自宅の屋根をリフォームするならこうするという視点で紹介していきますので、最後までご覧いただけると嬉しいです。
目次
当社のある生駒市でも築年数が長い戸建住宅においては瓦屋根が多く見られます。
こういった状況の中、時が経つにつれて、瓦の破損や雨漏りといった問題が生じたというお問い合わせも多くいただきます。
実際にこのような問題を解決するために、瓦屋根の葺き替え時にガルバリウム鋼板を選ぶご家庭が増えています。
ガルバリウム鋼板は軽量で耐久性に優れており、当社では新築住宅においてもこの素材を採用しているんですよ。
しかし長年瓦屋根を使用してきた住宅では、屋根材の変更に躊躇してしまいますよね。
また、屋根工事による他の部位への影響についての不安もあると思います。
そこで、今回はガルバリウム鋼板製屋根の特徴やメリット、工事工程と注意点についてご紹介します。
これにより、ガルバリウム鋼板の屋根に興味があるが、メリットやデメリットがはっきりしないという方の疑問を解消できれば幸いです。
ガルバリウム鋼板は鋼板をメッキで覆った金属素材です。
アルミと亜鉛で鉄を守ることにより、耐久性に優れており、トタンに比べると非常に錆びにくく、メンテナンスの手間がかかりません。
ガルバリウムは、メッキ層に使用されている「亜鉛」「アルミニウム」「ケイ素」の働きにより、金属の弱点である「錆び」に強くなります。
従来のトタン屋根に比べ3~6倍の耐久性があります。
ガルバリウム鋼板は、非常に薄くとても軽量です。
屋根材が軽量だと家への負担を軽減し、瓦などに比べ地震の揺れに強い。
ガルバリウム鋼板の耐久年数は30年から40年程ですがこの間にメンテナンスが10年から15年おきに必要となります。
メリットは軽さです。
家への負担を軽減して耐震性を上げ住宅の寿命を延ばすことが出来ます。
私自身も瓦からへの工事は数多く経験していますが、色が豊富にあり、色々な外観に合わせることが可能なため、合わないことはありませんよ。
雨漏りや、下地の木材が劣化している状況だとリフォームすべき。
漆喰部分にコケや雑草が生えているのが見受けられたときは、瓦下地に水が入っている可能性が大きいので要注意です。
既存瓦を手作業にてはがしていきます。
中の土も撤去します。雨漏りがある場合、この時点で水が入り込んだ跡が確認できる場合があります。
下地が傷んでいる場合もあるので、新しい垂木を取付けます。
垂木の上に野地板(構造用合板12㎜)を貼っていきます。
野地板の上に改質アスファルトルーフィング(防水紙)を敷いていきます。
改質アスファルトルーフィングの上にガルバリウム鋼板を葺いていきます。
棟に木下地をして棟板金を被せます。こちらの工程にて葺き替えが完了です。
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