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マンションバスルーム(浴室)リフォームの基本!押さえておきたい流れと費用の目安

2025.01.31

マンションのバスルームリフォームは、日々の生活を快適にする大きな投資です。しかし、初めてリフォームを検討する方にとって、どのように進めるべきか、どの程度の費用がかかるのか、不安がつきものです。本記事では、マンションのバスルームリフォームの流れをわかりやすく解説し、具体的な費用感についても触れていきます。この記事は、現場監督であり1級建築施工管理技士の福田雄一郎が解説します。

リフォームを始める前の3つの準備

<当社施工事例>

①理想のバスルームをイメージする

リフォームを始める前に、理想のバスルームをイメージしてくださいね。小さな子どもがいる場合は、お湯はりや掃除が簡単な設備がおすすめです。また、滑りにくい床材や手すりの設置が安心です。
高齢者の方がいる場合は、浴槽の高さを低くする、またぎやすい形状を選ぶと安全性が向上しますよ。
単身や夫婦二人暮らしには、デザイン性やリラックス機能を重視した空間づくりがおすすめです。

まずは、以下のポイントより考えはじめるとスムーズですよ

  • サイズ:浴槽を広げたい、シャワースペースを増やしたい
  • デザイン:タイルの色や質感、照明の雰囲気
  • 機能性:浴室乾燥機、ミストサウナ、防カビ仕様

現場監督 福田からのアドバイス①

見た目重視だけでなく、掃除のしやすさや安全性も考慮してくださいね。家族構成に合わせた機能や仕様を選ぶことで、長く満足できるリフォームになりますよ。

よくある質問(FAQ)


Q.ユニットバス交換はどれくらい時間がかかりますか?
A.通常は5〜10日程度です。

Q. 浴室の広さを変えることはできますか?
A.マンションでは構造上、浴室の広さを大幅に変更するのは難しい場合が多いです。しかし、ユニットバスをコンパクトなものに変更することで、洗面所や他のスペースを広げることは可能です。事前に業者に相談してみましょう。

 

②予算を決める

リフォームにかけられる予算を決めます。バスルームのリフォーム費用は以下も参考にしてください。

一般的なリフォーム費用について

  • 部分リフォーム(壁・床の変更):30万~50万円程度
  • 標準的なユニットバス交換:50万~120万円程度
  • 高級仕様や完全オーダーメイド:150万円以上

現場監督 福田からのアドバイス②

長く使う場所なので、初期費用だけでなくランニングコストやメンテナンスの手間も考慮することがおすすめです。

よくある質問(FAQ)


Q. 費用を抑える方法はありますか?
A.費用を抑えるには、もし相談されるリフォーム会社にて新築事業をおこなっている場合、新築の標準仕様に使われている設備を選ぶことで、安くなる場合があります。他にも、現在の配管や防水層をそのまま活用することですが、現地調査の結果、そのまま利用できないケースもあり、注意が必要です。

 

③マンションの管理規約を確認する

マンション特有のルールとして、リフォームには管理規約の確認が必要です。特に排水管の位置変更や防音工事が必要な場合、制約があることがあります。

現場監督 福田からのアドバイス③

事前に管理組合に相談し、必要な書類や手続きを早めに進めておくとスムーズに進行できます。

 

マンションバスルームリフォームの流れ

①業者選びと相談

信頼できるリフォーム業者を選び、相談を始めましょう。複数の業者に見積もりを依頼することで、提案内容を比較できます。

現場監督 福田からのアドバイス④

口コミや施工事例も参考に。特に浴室リフォームの実績が多い業者を選ぶと安心です。

 

②現地調査とプランニング

リフォーム業者が現地調査を行い、現在のバスルームの状態や制約を確認します。

主な確認ポイント

  • 排水管や配管の位置
  • 希望する設備が設置可能か
  • 防音・防水の対策
  • 家族構成に応じた設備の提案(浴槽の形状やシャワーヘッドの位置など)

よくある質問(FAQ)


Q. 防水工事は必要ですか?
A.防水工事はバスルームリフォームで非常に重要です。特に築年数が経過しているマンションの場合、防水層に劣化が見られることがあります。現地調査時に業者と相談し、必要であれば防水工事を実施することをおすすめします。

Q. 最新の設備を導入できますか?
A.多くの場合、最新の設備を導入することは可能です。浴室乾燥機やミストサウナ、節水シャワーヘッドなども設置できます。ただし、電気容量や既存の配管状況によっては追加工事が必要な場合があります。

Q. 浴室暖房や乾燥機能を追加するには?
A.浴室暖房乾燥機は多くのマンションで追加可能です。ただし、電気配線や換気ダクトの確認が必要です。現地調査で適応可能かどうかを確認してもらってください。

 

③契約と詳細設計

<当社施工事例>

プランに納得できたら契約を結びます。その後、詳細設計を進めて工事日程を決定します。

 

④工事の実施

工事期間は5〜10日程度です。主な工事内容は以下になります。

主な工事内容

  • 既存バスルームの解体
  • 配管や配線の工事
  • ユニットバスの設置
  • 壁・床の仕上げ

現場監督 福田からのアドバイス⑤

工事中に気になる点があればすぐに業者に相談してください。後で直すより、早めの対応が重要ですよ。

よくある質問(FAQ)


Q. 工事中はお風呂に入れなくなりますか?
A.基本的に、工事期間中はバスルームが使用できなくなります。近くの銭湯や入浴施設の利用を検討しておくと良いでしょう。工事が短期間で済む場合は、仮住まいを検討する必要はありません。

Q. 築年数が古くてもリフォームできますか?
築年数が古いマンションでも、多くの場合リフォームは可能です。ただし、配管や防水層の状況によって追加工事が必要になることがあります。現地調査で詳細を確認することが大切です。

古い在来工法の浴室が残る公団住宅やアパートなどでは、騒音問題が発生しやすいため注意が必要です。また、あまり良いお話ではありませんが、リフォーム会社によっては、近隣に空き家がない場合や周囲の住環境を考慮し、依頼をお断りするケースがあることもお伝えしておきます。

 

⑤完了検査と引き渡し

<当社施工事例>

工事完了後、業者と一緒に仕上がりを確認します。不具合があればすぐに対応してもらってくださいね。

 

カビを発生しにくくする方法

<当社施工事例>

せっかくリフォームしたのに、10年も経たないうちに浴室がカビだらけというのもよくある話です。防カビ対策は工事後も継続が大切です。リフォーム時に防カビ仕様の素材を選ぶことで、その手間を減らせますよ。

主な対策

  • 換気設備の見直し:24時間換気システムの導入(導入されていない古いマンションの場合)
  • 防カビ塗料の使用:壁や天井に塗布
  • 定期的な掃除:特に湿気がたまりやすい隅を重点的に清掃

まとめ

マンションバスルームリフォームは、しっかりと計画を立てることで快適さと満足感を得られる重要なプロジェクトです。家族構成に応じた設備や仕様の選択をすることで、長く安心して使える空間を作ってくださいね。

この記事を書いた人

福田 雄一郎[現場監督/1級建築施工管理技士]

福田 雄一郎[現場監督/1級建築施工管理技士]

工務部では部長としてリフォームを中心に現場管理をメインに担当しています。本ブログでは「私自身がリフォームをするのであればこうする」という視点でみなさまに役立つ情報を紹介していきます。よろしくお願いいたします。

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