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マンションリフォーム

これだけは知っておきたい!マンションキッチンリフォームの流れと費用感

2025.01.15

マンションのキッチンリフォームは、快適な生活を実現するための大きなステップです。しかし、初めて取り組む方にとっては、どのように進めれば良いのか、費用がどの程度かかるのか、不安や疑問が多いのではないでしょうか。本記事では、マンションキッチンリフォームの流れをわかりやすく解説し、具体的な費用感についても触れていきます。この記事は、現場監督であり1級建築施工管理技士の福田雄一郎が解説します。

リフォームを始める前の3つの準備

<当社施工事例>

1. 理想のキッチンをイメージする

リフォームを始める前に、まずは理想のキッチンをイメージしましょう。以下のようなポイントを考えるとスムーズです。

 

■レイアウト:オープンキッチンにしたいのか、独立型が良いのか
■機能性:収納力、調理スペース、調理家電の配置
■デザイン:色合いや素材の雰囲気

 

現場監督 福田からのアドバイス①

インスタグラムやSNSで見かけるおしゃれなキッチンの投稿は参考になりますが、実用性が低い場合もあります。特に収納スペースや掃除のしやすさに配慮しないデザインは、日常の使い勝手に影響を与えることがあります。

キッチンを選ぶとき、見た目ももちろん大事ですが、毎日使う場所なので動きやすさ、使いやすさを第一に考えてくださいね。どこに何を置くかまで具体的に考えるとイメージが固まりますよ。

 

2. 予算を決める

 
次に、リフォームにかけられる予算を決めましょう。マンションのキッチンリフォームは、内容や規模によって大きく費用が異なります。一般的な費用の目安は以下の通りです。

 

部分的なリフォーム:30万–50万円程度
標準的なリフォーム:80万―120万円程度
高級仕様やフルリノベーション:150万円以上

 

現場監督 福田からのアドバイス②

キッチンは10年以上使うものなので、耐久性や使いやすさを優先して選ぶと、結果的にコスパも良くなります。

 

3. マンションの管理規約を確認する

マンション特有のルールとして、リフォームには管理規約の確認が必須です。特に配管や換気ダクトの位置変更、騒音対策が必要な工事には制約がある場合が多いです。

 

現場監督 福田からのアドバイス③

管理組合に事前に相談し、必要な手続きを早めに済ませると、工事がスムーズに進みますよ。

 

マンションキッチンリフォームの流れ

①業者選びと相談

信頼できるリフォーム業者を選び、相談を始めましょう。複数の業者に見積もりを依頼すると、価格や提案内容を比較しやすくなります。

業社選びのポイント

  • 実績が豊富な業者を選ぶ。
  • 過去の事例やレビューを確認する。
  • 管理組合との調整に慣れているかどうかを確認する。

現場監督 福田からのアドバイス④

施工事例や口コミを確認するのも大事ですが、担当者が丁寧に説明してくれる業者を選ぶと、安心して進められます。

②現地調査とプランニング

業者が現地調査を行い、キッチンの現状を確認します。配管や電気配線の位置、スペースの広さなどを考慮してプランを作成します。

この段階で確認すべきこと

  • レイアウトの変更が可能か
  • 希望する設備や素材の使用が可能か
  • 共有部分への影響や工事の制約
  • ショールームにて実際の商品を確認

現場監督 福田からのアドバイス⑤

その場で柔軟なアイデアを提案してくれる業者なら、安心してリフォームを進められますよ。

③契約と詳細設計

プランと見積もりに納得できたら契約を結びます。その後、詳細な設計を進め、工事の日程を決定します。

費用の内訳例

  • キッチン本体費用:50万–80万円
  • 工事費用:30万–60万円
  • オプション設備費用(食洗機、浄水器など):10万–20万円

④工事の実施

工事期間は一般的に1—2週間程度です。内容によっては仮住まいの検討が必要な場合もあります。

主な工事内容

  • 既存キッチンの解体・撤去
  • 配管や配線・ダクトの工事
  • 床の仕上げ
  • 新しいキッチンの設置
  • 壁の仕上げ

現場監督 福田からのアドバイス⑥

工事中は疑問点や気になることがあればその場で確認してください。後で気を遣う必要がないよう、早めに伝えるのがポイントです。

⑤完了検査と引き渡し

<当社施工事例>

工事が完了したら、業者と一緒に仕上がりを確認します。配管や設備の動作確認も行い、不具合があればすぐに修正してもらいます。

現場監督 福田からのアドバイス⑦

完成したら気になる点をリストにまとめて業者に伝えましょう。その後のアフターサポートについても確認しておくと安心です。

 

費用感と節約のポイント

<当社施工事例>

一般的な費用感

標準仕様のシステムキッチンの場合:80万―120万円
デザイン性の高いオーダーメイドキッチン:150万円以上
部分リフォーム(カウンターや収納のみ変更):30万–50万円

※手前味噌ですが、山中木材では、シンプルで低価格なシステムキッチンの取り替えの場合は55万円(工事費込み・税込)でも対応しています。

節約するための3つのコツ

<当社施工事例>

①既存の配管位置を変えない
配管の移動は費用がかさむため、可能な限り現在の位置を活用しましょう。

②シンプルな設備を選ぶ
最新のハイエンド設備は魅力的ですが、必要な機能に絞ることでコストを抑えられます。

③キャンペーンやセールを活用
キッチンメーカーやリフォーム業者が実施するキャンペーンを利用すると、割引価格で購入できることがあります。

現場監督 福田からのアドバイス⑧

価格だけにとらわれず、お手入れのしやすさや使いやすさも重視して選びましょう。毎日使う場所だからこそ、バランスが大事です。

 

よくある質問(FAQ)

<当社施工事例>

Q1. キッチンのレイアウト変更は自由にできますか?

マンションでは配管や換気ダクトの位置に制約がある場合が多いため、完全に自由なレイアウト変更は難しいことがあります。ただし、事前に業者に相談すれば、可能な範囲で希望に沿った提案をしてもらえます。


Q2. キッチンの収納スペースを増やすことはできますか?

収納スペースを増やすリフォームは多くの家庭で行われています。吊戸棚や引き出し式の収納を追加することで、限られたスペースを有効活用できます。


Q3. 古いマンションでも最新のキッチン設備を導入できますか?

多くの場合、最新の設備を導入することは可能です。ただし、電気容量や配管の状況によっては工事が必要になることもありますので、事前に現地調査を依頼しましょう。

まとめ

今回もこの記事を書いている現場監督 福田が、自身の経験を基にアドバイスをお届けしました。マンションキッチンリフォームは、計画をしっかり立てることで、快適で使い勝手の良い空間を実現できますよ。

リフォームは最初の計画がとても大事です。しっかり準備して進めれば、完成したときの満足感は格別です。理想のキッチンを作るお手伝いができれば幸いです。

この記事を書いた人

福田 雄一郎[現場監督/1級建築施工管理技士]

福田 雄一郎[現場監督/1級建築施工管理技士]

工務部では部長としてリフォームを中心に現場管理をメインに担当しています。本ブログでは「私自身がリフォームをするのであればこうする」という視点でみなさまに役立つ情報を紹介していきます。よろしくお願いいたします。

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